金型移管Mold transfer

熱硬化性樹脂成形の金型移管について

納得する人のアニメ画像

お客様所有の金型を弊社に移管して熱硬化性樹脂の成型をいたします。
弊社では過去の事例において多数、他社製作金型の受け入れを行っております。
金型移管は必ずしも廃業あるいは高齢化不安だけではなく、比較的に個性が強いと言われる熱硬化性樹脂成形業界であるが故のお客様が持つ不満もあると考えます。弊社では可能な限りお客様の目線にたち柔軟に対応させていただきますのでお気軽にお問合せいただければ幸いです。実際に金型移管を実施した際、下記のような相談が多くあり弊社にて解決いたしております。

  1. 1.成形依頼をしている成形業者が廃業するため、新たな受入先を探している。
  2. 2.作業者の高齢化により先行きが不安である。
  3. 3.完成品で納入されないなど、未熟・中途半端品で品質改善が進まないため見直したい。
  4. 4.小ロット手配が多いため、現行業者に気を遣う。

金型移管についての流れ

①お問合せ ②お見積り ③サンプル作成 ④取引開始

稼働までのスケジュールは下記を目安にお考え下さい

金型引き取り後、オーバーホール、治具製作、成形(5日~21日間)

金型引き取り後、オーバーホール、成形(金型到着後、5日~10日程度)

※様々なケースがありますのでこの限りではありません。

よくある質問

白、赤、青などユリア樹脂の着色品の対応は可能ですか。
現存する材料であれば問題ありませんが、併せて品番指定をしてください。
対応出来ない樹脂はありますか。
弊社ではジアリルテレフタレート樹脂は対応することができません。
環境調査が頻繁にあるけど、対応可能でしょうか。
弊社ではRoHS2、REACH証明書、MSDSplusの取得は常時、chemSHERPAにおいてはVer変更の都度取得しております。
機密保持契約を結ぶ必要があるけれど、情報漏えいが心配です。
弊社の取扱品目大半が秘密保持契約品となっており、弊社工場は関係者以外、完全に立ち入りできません。
従っていかなる理由であっても成形立会いもできませんので、ご了承ください。
金型をどうやって移管すればいいか分かりません。
現行成形業者にあるのか、お手元にあるのかによっても対応が変わりますので、併せてご相談ください。いずれも容易に対応いたします。

メンテナンスもお任せ下さい!

弊社では成形が終了し、金型換えを実施した直後に必ず可動側金型をバラシ、金型本体を洗い油に浸し、エジェクターピンのガス付着除去、エジェクター穴のリーマー通しを実施しています。熱硬化性樹脂成形の管理項目において、日頃の金型清掃メンテナンスを重要と考えお客様の大切な金型を管理いたします。

過去の金型移管の事例

直圧コンプレッション金型のケース
・金型引き取り後、オーバーホール、治具製作、成形
・金型引き取り後、オーバーホール、成形
・金型引き取り後、成形
・インジェクション金型の新規製作
トランスファー金型のケース
・金型引き取り後、インジェクション仕様へ改造、成形
※トランスファー金型を移管し、そのままトランスファー継続の実績はありません
熱硬化性インジェクション金型のケース
・金型引き取り後、オーバーホール、成形
・金型引き取り後、成形
熱可塑性インジェクション金型のケース
・金型引き取り後、熱硬化性仕様へ改造、成形
・金型引き取り後、PPS樹脂仕様へ改造、成形
※従来の水孔をガンドリルでヒーター孔へ改造できる余裕があることが前提

営業統括をするべく長年蓄積してまいりました「英知」「情熱」「ネットワーク」を集約し、熱硬化性樹脂業界のオピニオンリーダーという自覚を携え、全力で疲弊した熱硬化性樹脂業界を立て直す覚悟でコンプレッション、トランスファー、インジェクションどんなことにも誠意をもって迅速に対応させていただきます。

平成31年4月5日 
常務取締役 藤野 昌人

熱硬化性樹脂成形業者の廃業・倒産における
金型移管も多数実績あり

弊社ではユーザー様の業社廃業・倒産によるお問い合わせが半分占めております。特に後継者がおらず廃業に至る直圧コンプレッションモルダーがほとんどです。
そこからご縁あってお取引先に繋がることがしばしばございます。しかし、実際に廃業したモルダーから金型が移管されてきた際は、何十年も使い続けられたモルダーの「想い」を「もの言わぬ金型」がしっかりと私に伝えてきます。その想いに付加価値を添え、新たな成形品をお届けさせていただきます。